鈴鹿回生病院神経内科は、脳神経外科とチームを組み、脳卒中チームとして活動を行い、年間200例程度の新規の脳卒中症例診察の一翼を担っています。一方で、脳炎・髄膜炎、末梢神経障害、筋疾患、変性疾患の診療も行っており、特にパーキンソン病に対しては、脳外科と合同で、DBS治療も手がけています。その他にはITB療法、正常圧水頭症に対するシャント治療なども脳外科と合同にて行っています。
また特殊外来として、物忘れ外来や耳鼻科と合同で嚥下外来など幅広い診療を行っています。
脳深部刺激療法 (DBS)
パーキンソン病などに対する外科的手術を脳神経外科と合同で行っています。
三重県内では唯一、当院がこの手術を行っている医療機関となります。
詳細は <http://www.kaiseihp.com/suzu-kaisei/news-dbs.html>
バクロフェン持続髄注療法(ITB)
血管障害、脊髄損傷後などの痙縮(筋肉の過緊張状態)に対するITB療法(お薬を作用部位である脊髄の周囲へ直接投与することにより、痙縮をやわらげる治療法)を行っています。
参考HP <http://www.itb-dsc.info/>
ボツリヌス療法
眼瞼けいれん、顔面けいれん、痙縮に対するボツリヌス療法を行っています。
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを注射することで、緊張している筋肉を麻痺させ、筋肉の緊張によって起こる眼瞼けいれんや片側顔面けいれんの症状を改善する治療方法です。また脳卒中などの後遺症として生じる痙縮にも治療を行うことが可能です。
参考HP <http://btx-a.jp/kao/index.html>
<http://keishuku.jp/index.html>
脳卒中
がん、心臓病と並び、脳卒中は三大死因の一つに挙げられています。
脳卒中は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作といくつかにタイプが別れており、発症原因も異なります。主に脳梗塞が当科の対象疾患にあたります。
時間的な制約はありますが、発症から直ぐに来院された方に対してお薬で治療する血栓溶解療法も行っています。血栓溶解療法は脳梗塞発症3時間以内でないと行えない治療法ですので、なるべく早く病院に到着することが重要となります。 当院では脳神経外科と合同で診療にあたっていますが、他に年1〜2回、みなさんの脳卒中に対する理解を深めて頂けるよう脳卒中市民講座という講演活動を行っています。
物忘れ
物忘れ外来を開設し、詳細な評価、的確な診断が出来るよう努めております。
最近物忘れが多いので、認知症ではないかと心配の方はお気軽に受診して下さい。(要予約)
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