当院では外来通院による化学療法(点滴による抗がん剤治療)を行っています。
専用の外来化学療法室(10ベッド)があり、月曜から金曜の午前を中心に治療を行っています。
外来化学療法室では、医師、看護師、薬剤師の医療スタッフが協力して治療に取り組む「チーム医療」が行われています。患者様には丁寧に説明を受けていただき、安心して治療を受けていただいています。
また、治療を受けながらも、社会生活や家庭生活と両立できるようにサポートいたします。医療ソーシャルワーカーが院内におりますので、お困り事の相談やご質問に応じさせていただきます。
病院研修棟 2階 | |
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専用診察室 | 1名 |
専用ベッド | 10ユニット |
専用休憩エリア | ソファー・テーブル・ 書籍・ウィッグサンプル |
看護師 | 4名:常駐 |
現在、乳がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆嚢胆管がん、肺がん、血液腫瘍(悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)などの治療を行っています。白血病などクリンールームでの治療が必要な病気は入院で治療が行われています。また治療導入の初回治療も入院で行う場合もあります。
各専門の医師が治療方針と治療内容の説明をします。
治療法は最新のエビデンスに基づいて提供します。治療法(レジメン)は院内で検討、審査を受けてレジメン登録され、電子カルテ上のクリニカルパスを使用して自動的に抗がん剤の量、スケジュールが設定されます。安全な治療システムによって治療が行われます。
化学療法では副作用をサポートする支持療法が重要です。悪心などの消化器症状に対しては、予防的な制吐治療を行っています。多くの場合、症状コントロールができます。また、治療後の白血球減少により、細菌などの感染症の合併のリスクが生じます。事前に、①自宅での過ごし方、②感染予防法、③発熱時の対応などをご説明します。
患者さんには十分な説明をして、信頼していただいて治療法の提示をしていますが、もしセカンド・オピニオンを他院で受けたいというご希望があれば、お知らせください。また、他院からのセカンド・オピニオンも受けています。
外来化学療法室では、各診療科から依頼された化学療法を行っています。
外来での治療を続けてもらえるよう、安全で安心して受けていただける治療環境の提供を心掛け実施しています。治療中はきめ細かく観察を行い、症状の早期発見・対応に努めています。治療中には診察では伝えきれなかったことなど、日常の様子をうかがいながら副作用への対応方法の説明や、必要時には薬剤師、ソーシャルワーカーなど各部署との連携を図っています。
患者さんが納得して治療受けられるよう、各種パンフレットを用いた丁寧な 説明を行い、日常生活と治療を両立できるよう援助させて頂きます。
抗がん剤は投与量や治療スケジュールを誤ると重大な事故の原因となるため、厳格な管理が必要です。薬剤師は適切な投与量、治療スケジュールで行われているかを確認し、疑問がある場合は速やかに医師と連絡を取れる体制を構築しています。
がん化学療法で最良の治療効果を期待するには正確な抗がん剤の調製が必要です。抗がん剤の投与量は一律ではなく、当日の状態(身長、体重、血液検査など)で決定されます。投与量決定後、薬剤師が高い技術と最新の知識をもって抗がん剤の調製を行っています。
外来化学療法室に所属する薬剤師は、医師や看護師と協力しながら、患者さんが安心して治療が受けられるように、抗がん剤の説明、副作用の確認・対応など最善の努力をしています。また、常に新しい情報を収集し、質の高い治療法を提供できるように日々研鑽を積んでいます。
医療ソーシャルワーカーは病院で働く福祉の専門職です。当院では患者さんやご家族の方からの「がん」に関する心配事についての相談窓口として「がん相談窓口」を設置しております。治療の不安や医療費、在宅医療、緩和ケアなどの様々な心配事に対して、安心して治療に取り組んでいただけますように各部署との連携をとりながら問題解決のお手伝いをさせていだきます。治療を受けながらも、社会生活や家庭生活と両立できるようにサポートいたします。
がん治療認定医 | 4名 |
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がん化学療法看護認定看護師 | 2名 |
がん薬物療法認定薬剤師 | 1名 |
診療科・部門
診療時間のご案内
平日午前診/9:00〜12:00
午後診/14:00〜17:00
休診日土・日・祝日
※泌尿器科、救急患者の受入れ、紹介状を持参される場合に一部の診療科は
鈴鹿回生病院で診察を行っています。
面会時間のご案内
新型コロナウイルス感染症に対する、
感染防止対策として入院患者さんの
面会を中止しておりましたが、
制限のもと面会を再開いたします。
引き続き、院内感染防止のため
ご理解ご協力をお願い申し上げます。
詳細はこちらからご確認ください。